海苔を知る・味わう
海苔のはなし
徳川家康が海苔を庶民の味にした!?
食用海苔の起源は大変古く、「陸奥国風土記」にある日本武尊(やまとたけるのみこと)の歌などに記述されています。
飛鳥から奈良時代にかけて仏教が広まり、殺生が戒められたため、魚介類や海草類は最も重視され、海苔は宮人の食生活に欠かせないものでした。
701年に制定された大宝律令の中には、朝廷への税制のひとつとして定められるほど貴重品でした。
987年頃には、甘海苔や紫海苔といった具体的な名称で海苔が登場しています。
貴重品としての扱いを受けてきた海苔も中世までは、天然の自生に頼っていました。
しかし、江戸時代に入ると、徳川家康の海苔好きが嵩じて品川・大森を中心とした東京湾で養殖が始まったといわれています。
養殖が始まったことで、これまでの数10倍の海苔が市場に出回り、海苔は江戸の特産品として庶民にも親しまれるようになりました。
亨保2年(1718年頃)には浅草紙の紙すき法を真似て、海苔抄き製法が考案され、安永年間(1770年代)には、いろんな具を使った海苔巻きすしが庶民の間で大流行しました。
海苔の生態
本格的な養殖が始まったのは、第二次世界大戦後間もなくのことです。
キャサリン・メアリー・アンドリューというイギリスの学者が、海苔の生態を解明し、人口採苗技術への第一歩を築きました。
さらに研究が進み1950年に現在の人工種苗法(人工的に海苔の種を付着させる方法)が確立したのです。
そうした研究の結果、海苔の養殖の生産量は年々増加し、今日では100億枚の安定生産を保っているのです。
海苔の生態
海苔は栄養の宝庫
海苔は海の緑黄色野菜といわれるほど栄養豊富です。ビタミンやミネラルを多く含み、食物繊維もたっぷり。毎日の生活の中に海苔を添えてみてはいかがでしょうか?

■ 食物繊維

海苔の40%が食物繊維。食物繊維にはコレステロールの代謝を正常化し、血中のコレステロールの上昇を防ぐといわれています。

■ ビタミン類
●ビタミンA

ほうれん草より豊富に含まれています。視力低下の予防や、健康な歯、皮膚をつくります。

●ビタミンB1

いわしの約30倍。神経系、筋肉、心臓の機能の正常化などに効果があると言われています。

●ビタミンB2

牛乳の約20倍。目の疲労の軽減、健康な爪、皮膚、髪をつくります。

●ビタミンC

レモンより多く含まれています。コレステロールの低下、発ガン性物質の予防、静脈中の血栓を減少すると言われています。

●ビタミンB12

野菜ではほとんど抽出できません。ボケ防止、貧血の防止の効果があると言われています。

■ EPA(エイコサペンタエン酸)

海苔の脂肪酸の50%がEPAです。血栓症の予防に効果を発揮し、血液をきれいにしてくれると言われています。中性脂肪を減少させる効果もあると言われています。

■ タウリン

海苔一枚当たりに、30〜36mg含まれています。
コレステロールを低下させ、善玉リポタンパクを増加させると言われています。
動脈硬化症、血管障害による脳卒中、心筋梗塞などに効果があると言われています。

■ カルシウム

海苔にはカルシウムが多く含まれています。
イライラを減少させ、ストレスを解消すると言われています。また、健康な骨や歯を作ります。

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